家賃高騰時代のひとり暮らし再設計―「TOMORE」という新しい選択肢
- AnzenBlog
- 2025年12月25日
- 読了時間: 3分

暮らしも、働き方も、限界に近づいている
都市部の賃貸住宅はいま、二重の歪みを抱えている。
ひとつは、急速に多様化するワークスタイル。
もうひとつは、止まらない家賃高騰だ。
リモートワーク、ハイブリッド勤務、副業。
働く場所も時間も自由になった一方で、
住まいは相変わらず「寝に帰るだけ」のワンルームが主流。
しかも都市部では、家賃は年々上がり続けている。
特に影響を受けているのが、20~30代だ。
仕事の質も、生活の質も妥協したくない。
だが、広さや立地、設備を求めれば家賃が跳ね上がる。
このジレンマに、住宅は十分に応えられてきただろうか。
TOMOREが掲げる「コリビング賃貸」という解

野村不動産が展開する「TOMORE」シリーズは、まさにこの状況を前提に開発された
コリビング賃貸レジデンスだ。
コリビングとは、
個室(専有部)をきちんと持ちながら、ラウンジやキッチンなどの共用空間をシェアする賃貸住宅のこと。
シェアハウスと違い、プライバシーを犠牲にしないのが最大の特徴だ。
・寝る場所は完全に自分のもの
・生活リズムも干渉されない
・それでいて、共用部に出れば誰かの気配がある
つまり、「孤独」と「煩わしさ」のちょうど中間を狙った住まい方と言える。

TOMOREが狙うのは、
単に部屋をシェアすることでも、
交流を売りにすることでもない。
個室=生活の拠点はきちんと確保する。
一方で、ラウンジやワークスペースなどの共用部を充実させ、
「暮らす」と「働く」の両方が成立する住環境をつくる。
結果として、
・無理に広い部屋を借りなくても
・自宅で仕事が完結し
・人との距離も、ひとりの時間も選べる
そんな、都市型の合理的な住まい方が可能になる。
品川中延で実装、田端でスケールする

2025年2月に竣工した「TOMORE 品川中延」は、その思想を初めて具現化した第1弾だ。
都心アクセスと生活利便性を備えた品川区で、20~30代の単身層を主なターゲットに、
「働く場所を内包する賃貸住宅」という形を成立させた。

「TOMORE 品川中延」
そして第2弾として発表されたのが、
山手線沿線・総戸数160戸の「TOMORE 田端」。

「TOMORE 田端」
ここでTOMOREは、
実験段階から都市標準への引き上げに踏み込む。
多様なワークスタイルを受け止め、
高騰する家賃環境でも現実的な選択肢となる。
そのモデルを、より多くの入居者に提供するフェーズだ。
TOMOREが向き合っているのは「若い世代の現実」

TOMOREシリーズの本質は、
20~30代の「理想」ではなく、現実に向き合っている点にある。
・仕事は変化する前提
・収入も、ライフステージも流動的
・それでも、暮らしの質は落としたくない
この世代が抱える条件を、
住宅側がきちんと受け止めた結果が、TOMOREだ。
賃貸住宅は、もう「住むだけ」の箱ではいられない。
TOMOREは、暮らし方と働き方の両立を前提にした次世代賃貸として、
静かに、しかし確実に都市に根を下ろし始めている。




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