2033年誕生、武蔵小山駅前-新タワーマンション
- 1月15日
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小山三丁目第1地区、39階建て住宅棟を含む複合再編計画
東急目黒線・武蔵小山駅南東側に位置する品川区小山三丁目において進められてきた「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」が、実行段階に入った。
東京都は2025年11月27日、同事業に関する市街地再開発組合の設立を認可。
これを受け、同年12月23日に組合設立総会が開催され、再開発組合が正式に発足している。
本事業は、駅前約1.4ヘクタールの街区を対象に、住宅・商業・公共的空間を一体的に再構築するもので、2033年度の竣工を予定する長期プロジェクトである。

都市拠点性の高い武蔵小山駅前立地
武蔵小山駅は東急目黒線の急行停車駅であり、目黒駅まで約3〜5分と都心近接性が高い。
同線は東京メトロ南北線、都営三田線、埼玉高速鉄道との相互直通運転を行っており、大手町、溜池山王、白金高輪方面へのアクセスも良好だ。
加えて、2023年に相鉄・東急新横浜線が開業したことで、日吉駅を介した新横浜方面への接続性も向上。広域交通ネットワーク上の結節性は、近年さらに高まっている。
駅前には全長約800メートルのアーケード商店街「武蔵小山商店街パルム」が広がり、駅と一体となった生活動線が形成されている点も、このエリアの都市構造上の特徴といえる。
再開発が求められた背景
対象地区は、駅近接である一方、木造住宅や高経年建物が点在し、狭隘道路も多く、防災面や歩行環境に課題を抱えてきた。
また、商店街の集客力は高いものの、アーケードの更新、休憩機能の不足、歩行者と通過交通の交錯といった問題も指摘されていた。
こうした状況を踏まえ、地区全体の安全性向上、都市基盤の再編、商業機能の持続的な継承を目的として、市街地再開発事業の枠組みが選択された。

計画概要と建築構成
本事業は2街区で構成される。
A-1街区では、
地上39階・地下2階、高さ約145メートルの高層住宅棟を計画。
住宅戸数は約850戸を予定し、低層部には店舗、生活支援施設、駐車場等を配置する。
A-2街区には、
地上3階・地下2階の商業施設および駐車場を整備し、駅前と商店街をつなぐ機能を担う。
建築物の延床面積は約12万7,000平方メートルに及び、武蔵小山駅前では最大級の再開発規模となる。

今後のスケジュールと都市再編としての位置づけ

今後は、2027年度の権利変換計画認可を経て、
2029年度に本体工事へ着手、
2033年度の竣工を予定している。
本事業は、単なる高層住宅供給ではなく、
駅前商業、生活動線、防災、市街地更新を同時に進める再開発として位置づけられる。
武蔵小山という成熟した商業地において、市街地再開発事業がどのように既存の都市構造と調和し、更新されていくのか。
今後の権利変換や設計内容の具体化とともに、その進捗が注目される。



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