北品川再開発|品川浦エリアに15棟・延床78万㎡の超大規模開発とは
- 3月30日
- 読了時間: 3分

北品川、東京都品川区北品川一丁目周辺を指すエリアであり、京浜急行線の「北品川駅」を中心とした地域である。
名称から品川駅の北側に位置するように思われがちであるが、実際には品川駅の南側に位置している点が特徴的である。これは、歴史的にこの一帯が旧東海道の宿場町「品川宿」の北側にあたる地域であったことに由来する。
江戸時代には東海道第一の宿場町として栄え、多くの旅人や商人が行き交う交通の要衝であった。現在でも寺社や街道の名残が点在しており、都心にありながら下町の風情を感じられるエリアとなっている。
また、東側には「品川浦」と呼ばれる運河が広がり、屋形船や釣り船が並ぶなど、水辺の街としての側面も持つ。
一方で、老朽化した建物や狭い道路、踏切による交通課題なども抱えており、都市機能の更新が求められてきた背景がある。こうした課題を解決しつつ、歴史・文化・水辺環境を活かしたまちづくりを進めるべく、現在の大規模再開発へとつながっている。
北品川再開発とは何か
東京都品川区に位置する北品川駅周辺で、今後の都市構造を大きく変える可能性を持つ大規模再開発が進行している。
本計画は、京浜急行線の「北品川駅」周辺、および品川浦エリアを中心とした約13ヘクタールを対象とする都市再開発である。
計画では、約15棟のビル群・延床面積約78万㎡という、都内でも屈指のスケールが想定されている。

京急線の連続立体交差化(高架化)
なぜ今、北品川なのか
北品川は、品川駅から約600mという立地にありながら、長らく再開発の波から取り残されてきたエリアである。
その理由は以下の通りである。
・老朽化した建物の増加
・狭隘道路・踏切による交通課題
・商店街の衰退・高齢化
・東西の分断(線路による)
一方で、歴史的には旧東海道の宿場町「品川宿」として栄え、水辺(品川浦)を有するポテンシャルの高いエリアでもある。
つまり本再開発は、「低未利用エリアの再生 × 品川駅近接」という極めて価値の高い都市更新プロジェクトであると言える。

北品川商店街
再開発の全体像|3街区・約15棟のビル群
再開発は3つの街区で構成されている。
■ 北街区(約6ha)
品川インターシティに隣接
業務機能(オフィス)中心
品川のビジネスエリアとの連続性を担う
■ 西街区(約3.5ha)
北品川駅周辺
商業・交通結節機能
駅前広場整備あり
■ 南街区(約4ha)
品川浦南側
住宅・水辺活用
タワーマンション想定
合計:約83,000㎡の敷地に対し、住宅・オフィス・商業の複合開発となる見込みである。

交通インフラの進化|連続立体交差化
本エリアの価値を大きく押し上げるのが、交通インフラ整備である。
泉岳寺〜新馬場間(約1.7km)では、京急線の連続立体交差化(高架化)が進行中である。
主な効果
踏切3箇所の撤去
渋滞解消
東西移動の改善
高架下の有効活用(商業施設など)
完成は2029年度前を予定している。

新駅舎デザイン
品川浦の再生|水辺×都市開発
北品川の最大の特徴は「水辺」である。
現在は屋形船や釣り船の停泊地となっているが、再開発後は以下が期待される。
水辺テラス
商業・飲食施設
観光資源としての活用
国際交流拠点化
天王洲アイルに近い「ウォーターフロント再開発」の進化版となる可能性がある。
今後のスケジュール
2023年:準備組合設立
2024〜2026年:都市計画決定目標
2029年:高架化完成予定
2030年代:本格竣工フェーズ(想定)
まとめ
北品川再開発は、
約15棟
延床78万㎡
大手デベロッパー集結
という、都内でもトップクラスの再開発である。
これまでレトロな街並みを残していた北品川は、
今後「水辺×国際都市」の新たな拠点へと進化していく。
品川駅・高輪ゲートウェイと並び、東京サウスゲートのラストピースとなるプロジェクトである。




コメント