山手線内側の新フロンティア。「大崎リバーウォークガーデン」
- AnzenBlog
- 11月12日
- 読了時間: 3分

大崎駅と五反田駅のちょうど中間に位置する東五反田二丁目。
この地で新たに再開発が進んでいる。
両駅はJR山手線の主要駅で、再開発地は大崎駅から徒歩4分、五反田駅から徒歩6分というアクセスの良い立地。
「大崎リバーウォークガーデン」。
その街区名である。
住宅棟の名は「ブランズタワー大崎」と発表されている。

再開発の概要

施行面積は約1.6ヘクタール。
1街区には地上20階・高さ約103メートルの業務棟、2街区には地上40階・高さ約160メートルの住宅棟(保育所併設)が整備される。
加えて、公園約1,500平方メートル、広場約700平方メートル、幅5〜6.5メートルの緑道も設けられる。
南側には目黒川が流れ、川沿いの遊歩道と一体で利用できる憩いの環境を整える計画だ。
開発コンセプト

コンセプトは「ボーダレススタイル」。
周辺に点在するオフィス、住宅、公益施設をゆるやかにつなぎ、エリア全体に新しい価値を生み出すことを目指している。街区全体で環境に配慮した設計を取り入れ、地域に開かれた場所として人の流れと賑わいを高める狙いがある。
「大崎リバーウォークガーデン」という名称には、目黒川沿いの自然と街区を庭のように楽しんでほしいという思いが込められている。
建築計画の詳細

<業務棟(仮称:大崎コアプロジェクト)>
・建築敷地面積:約9,210㎡
・建築面積:約4,080㎡
・延べ面積:約69,230㎡
・階数:地下2階、地上20階
・用途:事務所、店舗、駐車場、駐輪場
・高さ:約103m
・駐車場124台、駐輪場110台、自動二輪6台
<住宅棟:ブランズタワー大崎>
・建築敷地面積:約4,440㎡
・建築面積:約2,110㎡
・延べ面積:約43,160㎡
・階数:地下1階、地上40階
・用途:住宅、保育所、駐車場、駐輪場
・高さ:約160m
・駐車場115台、駐輪場587台、自動二輪37台
竣工予定は2027年5月を予定。
大崎と五反田、そのあいだに生まれる新しい日常

大崎と五反田の間には、これまでも人と都市の流れが重なり合ってきた。
交通利便性と川の自然環境を同時に持つこの土地は、潜在力を抱えながらも長く“通過する場所”として扱われてきた。今回の「大崎リバーウォークガーデン」は、その空白を大きく塗り替える試みだ。
オフィスと住宅が共存し、目黒川の環境を織り込みながら街区全体を開いていく構成は、これからの都心開発のひとつの方向性を示している。
大崎・五反田周辺では今後も再開発が続き、10年後にはリニア中央新幹線の開業が控える。
都市の動線が変われば、人の動きも暮らしの想像図も変わる。
この新しい街区が、その変化の核のひとつとしてどんな“日常”を生み出すのか。
完成までの時間も含めて、このエリアの進化を追い続ける価値は大きいはずだ。
引用:https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/news/companies/pdf/ee8a565238b8c7e93016d1d3fd3e5fc2b10fe6f4.pdf




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