田町、再始動。湾岸エリアの進化は止まらない。
- AnzenBlog
- 11月7日
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2025年10月1日。
田町駅西口が、大きな転換点を迎えた。
三井不動産・森永乳業・JR東日本が手を組み、「田町駅西口駅前地区開発事業」がついに着工。
かつて森永プラザビルがあった駅前。
その跡地に、田町の新しい“顔”となるランドマークが立ち上がる。
街の動線、安全、人の流れ、日常のスタイル――
すべてを刷新する、田町史上最大の再編が始まった。

街の歩き方が変わる。駅前空間のフルリニューアル。

今回の再開発が大きいのは、建物を作るだけではないことだ。
駅と街のつながりそのものが作り直される。
交通広場は 約1,200㎡ → 約3,000㎡ に大幅拡張
歩道は広がり、バス・タクシーの乗降もスムーズに
国道15号の交差点は スクランブル化
JR田町駅の東西自由通路を拡幅
約2,000㎡の 駅前デッキ広場 を新設
地下には三田駅につながる バリアフリー通路
2033年には緑地広場が誕生し、駅前が“居たくなる場所”に生まれ変わる。
田町と三田は、これまでよりずっと軽やかにつながる街になる。
24階・約125m。田町の新しい象徴が立ち上がる。

新しく建設されるビルは、地上24階/地下2階、高さ約125m、延床約98,570㎡。
駅前に必要な要素を一つの建物で支える、ミクストユース型の都市拠点だ。
● オフィス(6〜23階)
田町エリア最大級のフロアプレート。
JR・都営の2駅4路線直結というアクセス性。
森永乳業も本社移転を予定している。
● 産業支援施設(4階)
スタートアップと大企業が交わる“イノベーションの交差点”。
全国でインキュベーションを展開するATOMicaが参画する。
● 商業施設(1〜3階)
アトレが運営。
駅利用者・オフィスワーカー・地元住民の“日常を支える”商業空間。

災害に強く、省エネに優れた「未来基準」の建物。

非常用電源は
停電時:中圧ガス発電で約1週間稼働
ガス停止時でも72時間の電力供給が可能
さらに、
コ・ジェネレーションシステムでエネルギー効率を向上
パッシブデザインで自然換気を活用
事務所用途での ZEB Ready 認証取得を目指す
街を守る、持続可能な都市の新モデルになる。
2033年、田町の未来が完成する。

建物は2029年3月に完成し供用開始。
すべてが整うのは2033年。
田町はこれから時間をかけて、駅前も歩道も交差点も空中デッキも、
そして街のシンボルとなる高層ビルも整えていく。
変わる時は、静かに、だが確実に訪れる。
田町は今、未来へ向けて再スタートを切った。
その変化は、東京の風景をまたひとつ塗り替えていく。




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