【品川駅西口再開発】“国家級再開発”の全貌。
- 5月29日
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品川駅西口――いわゆる“高輪口側”で進む大規模再開発。
これは単なる駅前再開発ではない。
リニア中央新幹線、羽田アクセス、国際ビジネス拠点化。
そのすべてを前提に、「東京の玄関口」をゼロから再設計するプロジェクトだ。
再開発エリアは、大きくA〜D地区に分かれる。
それぞれ役割が違い、街の性格まで変わっていく。
まずは全体像|A〜D地区 早わかり

地区 | 主な用途 | 特徴 | 完成目安 |
A地区 | オフィス・ホテル・商業・MICE | “品川の顔”になる 超本命エリア | 2029年度 |
B地区 | 公園・ホテル・住宅・商業 | 緑とラグジュアリーを融合 | 2032年度 |
C地区 | オフィス・住宅・産業支援 | 都市機能を支える 実務エリア | 2028年前後 |
D地区 | 住宅・商業 | “住む品川”を象徴 するタワー計画 | 2030年前後 |
A地区|“品川の顔”を作り替える、超本命エリア

旧「シナガワグース」跡地。
西口再開発の中心であり、最もインパクトが大きいのがA地区だ。
主体は 京浜急行電鉄 と トヨタ自動車。
特に注目されているのが、“トヨタが品川を選んだ”という点。
品川は、
羽田空港
東海道新幹線
将来のリニア中央新幹線
これらを抱える、日本でも数少ない
「世界接続型ターミナル」。
つまりA地区は、単なる駅前再開発ではなく、
“国際ビジネス拠点”そのものを作る計画に近い。


A地区 概要
項目 | 内容 |
主体 | 京急電鉄・トヨタ自動車 |
規模 | 地上29階級 / 約150m |
延床面積 | 約31万㎡超 |
主用途 | オフィス・商業・ホテル・MICE |
特徴 | 品川駅西口の“顔”になる |
完成予定 | 2029年度 |
A地区で特徴的なのは、“駅直結性”の強化。
西口デッキや歩行者ネットワーク整備によって、
現在の「ロータリー中心の駅前」から、“人が立体的に回遊する街”へ変わっていく。
さらにMICE機能も大きい。
国際会議・展示会・イベント需要を取り込むことで、「働くだけの街」ではなく、“滞在する都市”へ変化しようとしている。
高輪ゲートウェイ側が「未来都市実験」だとすれば、
A地区は“リアルな国際都市機能”を担うエリアになりそうだ。
B地区|“緑”と“超高層”の共存

B地区は、西口再開発の中でもかなり特殊なポジションにある。
理由は明確で、“超高層開発なのに、緑を前面に出している”から。
計画の中心になるのは「高輪の森公園」。
単なる公開空地ではなく、“都市の余白”を作ろうとしている。
B地区 概要
項目 | 内容 |
主体 | 西武不動産 |
規模 | 地上31階級 / 約140m |
延床面積 | 約26万㎡超 |
主用途 | ホテル・住宅・商業・MICE・公園 |
特徴 | 「高輪の森公園」を中心に緑化 |
完成予定 | 2032年度 |

B地区は、おそらく西口再開発の中で最も“雰囲気が変わる”エリアになる。
従来の品川には、
オフィス街
交通ターミナル
ビジネスホテル街
のイメージが強かった。
しかしB地区は違う。
高級ホテル、緑地、滞在空間を前面に出すことで、“目的地化”を狙っている。
特に2030年代は、「どれだけ長く滞在してもらえるか」が都市価値を左右する時代。
その意味でB地区は、“品川=通過地点”というイメージを壊す役割を持っている。

C地区|街の“実務”を支える重要地区

A地区が“表の顔”なら、
C地区は“都市機能”そのもの。
ここでは、
オフィス
住宅
商業
産業支援施設
などが整備される予定だ。
C地区 概要
項目 | 内容 |
規模 | 地上30階級 / 約150m |
延床面積 | 約18万㎡超 |
主用途 | オフィス・住宅・商業・産業支援 |
特徴 | ビジネス支援機能が入る |
位置づけ | 高輪ゲートウェイ・泉岳寺を繋ぐ中核 |

C地区の面白さは、“派手ではないのに重要”な点。
ここは単なるオフィス街ではなく、新産業・スタートアップ・ビジネス支援機能を取り込む可能性が高い。
つまり、「大企業の本社街」だけで終わらせない構造になっている。
さらに重要なのが、“回遊導線”。
高輪ゲートウェイ、泉岳寺、品川駅西口が面的につながることで、今まで分断されていた街が、一つの都市圏として機能し始める。
C地区は、その“接続部分”としてかなり重要な立ち位置になる。

D地区|“住む品川”が、ここから始まる

D地区は住宅主体。
ただ、このエリアが意味するものはかなり大きい。
なぜなら、品川が本格的に“住む街”へシフトし始めているからだ。
D地区 概要
項目 | 内容 |
規模 | 地上34階級 / 約135m |
主用途 | 住宅・商業 |
特徴 | タワーマンション主体 |
用地 | 旧・高輪衆議院議員宿舎跡地 |
完成予定 | 2030年前後 |
これまでの品川は、
通勤する街
出張で使う街
新幹線の街
という印象が強かった。
しかし今後は、
高輪ゲートウェイ
泉岳寺
白金高輪
まで含めた居住エリア化が進む可能性が高い。
特に品川駅周辺は、「港区×山手線×リニア」という極めて強い資産性を持つ。
D地区は、その流れを象徴する住宅供給になるかもしれない。
“品川に住む”という価値観自体が、2030年前後で大きく変わる可能性がある。

品川は、“駅”から“都市”へ変わる

今回の西口再開発で見えてくるのは、単なる超高層ビル建設ではない。
A地区=国際ビジネス
B地区=緑と滞在
C地区=都市機能
D地区=住宅
それぞれ役割を分けながら、一つの巨大都市圏を形成しようとしている。
リニア開業を見据える2030年代。
品川は、“乗換駅”から完全に次のフェーズへ入ろうとしている。




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