六本木「ランガムホテル計画」まとめ|湖雲寺跡地の再開発と外資ラグジュアリーホテルの全貌
- 6 日前
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六本木で長年注目を集めている再開発計画がある。
それが 「(仮称)ランガム六本木」、香港の高級ホテルチェーン「ランガム」による日本初進出ホテル計画である。
六本木駅徒歩3分という都心一等地で進むこのプロジェクトは、不動産業界では以前から“超目玉案件”として知られてきた。本記事では、このランガムホテル計画の概要と、これまでの経緯を整理する。

ランガムホテルとは|世界展開するラグジュアリーブランド
ランガム(Langham)は、1865年に英国ロンドンで創業した歴史ある高級ホテルブランドである。
現在は香港を拠点とするホテルグループが運営し、以下の地域を中心に展開している。
・香港
・北京
・上海
・深圳
・シカゴ
・ボストン
・ロンドン
・シドニー
・メルボルン
・ドバイ
特にアジア・中国圏での展開が多く、世界的なラグジュアリーホテルブランドとして知られている。
このブランドが 日本に初進出する計画として浮上したのが、六本木のホテルプロジェクトである。

ザ ランガム香港
(仮称)ランガム六本木の計画概要
現在公表されている情報を整理すると、ホテルの規模は次のような内容とされている。
計画概要
・建物規模:地上約30階
・延床面積:約35,000㎡
・客室数:約270〜280室
・客室平均面積:約50㎡
施設:レストラン、バンケット、ラウンジ等
六本木のラグジュアリーホテルとしては、
アマン東京、リッツカールトン東京、グランドハイアット東京などに並ぶクラスのホテルとなる可能性が高い。
建物の高さについては公式発表はないが、周辺のビルとの比較から
高さ約180m前後ではないかと見る声もある。
また、完成予想図には複数のデザイン案が存在しており、最終的な外観デザインは今後の発表を待つ状況である。

計画地は「湖雲寺跡地」|六本木の超一等地
このホテル計画の舞台となる土地は、かつて六本木に存在した曹洞宗の寺院 「湖雲寺」 の跡地である。湖雲寺は江戸時代から続く寺院で、本堂や庫裡、書院などの建物が建っていた。
敷地は約1200坪(約4,000㎡)という六本木では極めて大きな土地であり、資産価値は 100億円を超えるとも言われていた。
そのため、この土地は不動産業界では以前から「六本木最後の大規模開発用地」とも呼ばれる存在であった。

湖雲寺跡地
権利関係の複雑化|再開発までの経緯
しかし、この土地の開発は順調に進んできたわけではない。
不動産登記簿を見ると、権利関係は非常に複雑な変遷をたどっている。
まず、2008年4月に先代住職が引退し、長男の副住職が後を継ぐ。
その前後から、この土地の権利関係が大きく動き始める。
2006年4月には、京都在住の8名によって地上権が設定されている。
本堂などの建て替えを含む再開発計画が想定されていたとみられる。
しかし、その後この土地は転売を繰り返し、外資系金融機関や不動産ブローカーなどが関与する複雑な案件へと発展していった。
六本木ラグジュアリーホテル戦争の一角
もしランガムホテルが完成すれば、六本木エリアのホテル勢力図にも影響を与える可能性がある。
六本木周辺にはすでに
・ザ・リッツ・カールトン東京
・グランドハイアット東京
・アンダーズ東京(虎ノ門)
・アマン東京
など世界的ホテルが集積している。
そこに 新たなラグジュアリーホテルブランドが加わることになる。
六本木は
・外資企業
・大使館
・富裕層
・インバウンド観光客
が集中するエリアであり、ホテル需要は依然として強い。
その意味でも、このランガムホテル計画は
東京のホテル開発の中でも象徴的なプロジェクトと言えるだろう。

まとめ|六本木再開発の象徴プロジェクト
「(仮称)ランガム六本木」は
・香港系ラグジュアリーホテルの日本初進出
・六本木駅徒歩3分の一等地
・元寺院跡地という特殊な開発背景
という要素を併せ持つ注目プロジェクトである。
現時点では建物の詳細や完成時期など不明な点も多いが、
六本木の都市景観を変えるホテルになる可能性は高い。
今後の正式発表や設計内容、工事進捗など、続報を待ちたいところである。



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