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青山は、高くなるのではない。深くなる。【北青山三丁目再開発】

  • 1 日前
  • 読了時間: 3分



表参道と外苑前の間。


東京で最もブランド価値の高いエリアのひとつである北青山で、大規模再開発が始まった。


ニュースだけを見ると、


「38階建て」「ホテル」「オフィス」「商業施設」


というよくある再開発に見える。


しかし、この計画の本質はそこではない。


青山が手に入れようとしているのは、高さではなく「緑」だ。


東京では現在、

  • 品川・高輪ゲートウェイ

  • 虎ノ門

  • 八重洲

  • 日本橋

などで大規模再開発が進む。


その多くが国際ビジネス拠点の強化を目的としている。


一方、北青山三丁目は少し性格が異なる。

目指しているのはオフィス集積ではなく、


「青山らしい街並みを維持しながら都市機能を更新すること」


だ。





まず、何ができるのか



今回の再開発で整備される主な施設は次の通り。


項目

内容

高さ

約180m級

規模

地上38階・地下3階

用途

オフィス・ホテル・商業施設

緑地

約1haの大規模緑地

完成予定

2030年度


オフィス

高層部には大規模オフィスを整備。

近年の企業ニーズに対応した高機能なワークスペースが導入される予定で、青山エリアにおける新たなビジネス拠点となる。


ホテル

中高層階にはホテルを導入。

表参道や外苑前という立地を活かし、国内外からの来街者の受け皿となることが期待されている。


商業施設

低層部には商業施設を配置。

青山通り沿いのにぎわいをさらに高めるとともに、歩いて楽しめる街づくりを目指す。





最大の特徴は「約1haの緑地」



この再開発で最も注目したいのは緑地計画だ。


都心の一等地でありながら、約1haもの緑地空間が整備される。


数字だけでは分かりづらいが、約10,000㎡という規模は都心の再開発としてはかなり大きい。


単なる植栽ではなく、多様な樹木による樹林空間が計画されており、青山通りから一歩入ると豊かな緑を感じられる空間になる。



「通り抜ける街」から「過ごす街」へ


この緑地整備によって期待されるのが滞在時間の増加だ。


これまで表参道と外苑前の間は、

目的地へ向かうために歩くエリアだった。


しかし再開発後は、

  • ベンチで休む

  • 緑を感じながら散策する

  • カフェを利用する

  • イベントを楽しむ

といった過ごし方が生まれる可能性がある。


街の価値は建物の高さではなく、どれだけ人が滞在するかで決まる。

この再開発はまさにその考え方を体現している。



神宮外苑との“緑のネットワーク”


さらに注目したいのが周辺エリアとの連続性だ。


近隣には神宮外苑の豊かな緑が広がる。


北青山三丁目の緑地が整備されることで、

  • 神宮外苑

  • いちょう並木

  • 青山通り

  • 表参道

をつなぐ新たな緑の拠点が誕生することになる。


単独の再開発ではなく、街全体の環境価値向上にも寄与するプロジェクトと言える。



完成は2030年度。青山の景色はどう変わるのか


渋谷が大きく生まれ変わり、品川や高輪ゲートウェイでも開発が加速するなか、青山でも新たなランドマークの建設が始まった。


2030年度の完成時には、表参道と外苑前を結ぶ新たな拠点として、多くの人を引き付ける存在になるだろう。


そしてこの再開発は、単なる超高層ビルの建設ではない。


「成熟した街・青山」が次の時代へ進むための街づくりなのである。


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